備忘録を読んでいたら使えそうなネタがあったので、書いてみたいと思います。
目新しいものでもありませんが・・・
それと、タイトルは何気なくつけたのですが、後からだんだん気になってきたことがあります。
景気敏感株とは言うけど、景気敏感銘柄とはあまり言いませんよね?
ディフェンシブ銘柄とは言うけど、ディフェンシブ株とはあまり言いませんよね?
何でだろ?
用語の説明
まずは、用語の説明を簡単にして、それから業種別に景気敏感株とディフェンシブ銘柄に分けていこうと思います。この分類は私の感覚も多少混じっていますので予めご了承ください。
用語を知っている方は飛ばしてくださいね。
景気敏感株
景気敏感株とは、景気の動向によって業績や株価に大きな影響が出る株です。
景気が良いと、他の業種の企業よりも大きく業績が伸びるし、株価も大きく上昇しますが、逆に景気が悪くなると他の業種の企業よりも大きく業績が落ち込むし、株価も大きく下落するような株(業種)です。
ディフェンシブ銘柄
ディフェンシブ銘柄とは、景気の動向が業績や株価にあまり影響を与えない銘柄です。
景気が悪くても業績が急激に悪化するようなことはなく、安定した利益を計上する銘柄です。
景気が悪くなっても景気敏感株に比べ、業績が悪化せず、株価も下がらない「守りに強い」銘柄(業種)です。
あくまでも景気敏感株に比べるとですけど。
意識的に業種別に分けて投資する
まぁ、私は大型株をほとんどやらなくなったので、この投資方法も自然と意識することはなくなったのですが、けっこう大事なことなので、忘れないためにも書いておこうと思います。
すべての業種を網羅して分類したものではありませんし、景気敏感株ともディフェンシブ銘柄とも言えない中間に位置するものは省いています。それに個別銘柄によっても変わってきます。あくまで業種を分類したものです。
それでは分けていきますね。
自分なりの注意点みたいなメモがありましたので、メモが書いてあるのはそのまま書きます。
景気敏感株
業種:鉄鋼
メモ:景気敏感株の代表。増産や減産の報道をチェック。
企業:新日鐵住金など
業種:機械
メモ:内閣府から発表されている「機械受注統計」をチェックする。
企業:ファナック、三菱重工業など
業種:銀行業
メモ:買い時は世界的に株価が暴落したときなど。
企業:三菱UFJフィナンシャルグループなど
業種:化学
メモ:石油価格の影響が大きい。
企業:東レなど
業種:電子材料
メモ:電子材料業界ではシェアの変動に注目する。
企業:信越化学工業(化学でもある)など
業種:燃料・資源関連
メモ:資源価格の変動に注意する。
企業:国際石油開発帝石など
業種:造船
メモ:企業の決算資料にある「受注額と受注残高」をチェックする。
企業:三井造船など
業種:総合電機
メモ:なし
企業:日立製作所、東芝など
業種:総合商社
メモ:なし
企業:三菱商事など
業種:百貨店
メモ:月次の売上高に注目
企業:三越伊勢丹ホールディングスなど
業種:不動産(非住宅)
メモ:都心部の不動産のみ投資対象とする。
企業:三菱地所など
業種:海運・空運
メモ:燃料費が上昇すると利益への影響大。
企業:商船三井、日本航空など
ディフェンシブ銘柄
業種:医薬品
メモ:ディフェンシブ銘柄の代表。特許切れや副作用での賠償、開発費増加に注意する。
企業:武田薬品工業など
業種:食品
メモ:生活に不可欠なもの。安定した利益を計上。
企業:ビール会社や味の素、日清食品など
業種:コンビニ・食品小売り
メモ:安定した利益を計上。
企業:セブン&アイ・ホールディングス、ローソンなど
業種:衣料小売り
メモ:円安になれば利益は減少する場合が多い。
企業:ファーストリテイリングなど
業種:通信サービス
メモ:ソフトバンクは積極経営なので、ここには入れない方がいいかな。
企業:NTTドコモ、KDDIなど
業種:電力・ガス
メモ:原油高・円安になると利益が減る。
企業:東京電力、関西電力など
業種:鉄道
メモ:地震災害に注意。地方の鉄道会社は投資対象外。
企業:JR東日本、JR西日本など
あとがき
どうでしたか?
多少、違った分け方になっているかも知れませんが、だいたいこんな感じです。
長期での投資を考えている方は知っておいて損はないと思いますよ。特に大型株をやりたい方は。
これから景気が良くなりそう(株価が上昇しそう)なら景気敏感株を、しばらく不景気が続きそう(株価が低迷しそう)ならディフェンシブ銘柄を購入すると大負けする可能性は低くなると思います。
景気動向の見極めが難しいんですけどね。他にも為替動向の影響などもありますから余計に難しいです。
ただ、アメリカの株価を見ていれば、それほど大外れすることもないと思います。
そうそう暴落時には、ほとんどすべての銘柄が下落するので、何も触らないのが一番です。
過去に書いた備忘録を掲載しています。
それではまた・・・